国立大学図書館協会賞とは
故岸本英夫博士(元東京大学附属図書館長)の、わが国の大学図書館改革に関する功績を永く後世に伝えるために、岸本博士の遺族と全国の大学図書館関係者から寄せられた寄付金をもって「岸本英夫博士記念基金」が昭和40年(1965)に設置されました。その後、平成18年(2006)に「岸本英夫博士記念基金」と他の寄付金をあわせて、「国立大学図書館協会記念基金」を設置しました。この基金により、本協会は国立大学図書館協会賞を設け、会員館に所属する者で図書館活動および図書館・情報学研究に顕著な業績をあげた者(個人およびグループ) に対して表彰状およびメダルを授与し、総会で表彰しています。
令和6年度の募集
令和5年10月31日を期限として、国立大学図書館協会賞の応募を受け付けています。協会の会員に所属し、図書館業務に携わっている職員(個人またはグループ)が応募することができます。詳しくは以下をご覧ください。
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スケジュール
- 令和5年 7月 3日(月) 募集連絡
- 令和5年10月31日(火) 応募締め切り
- 令和6年 5月 春季理事会で受賞者を決定
- 令和6年 6月 第71回国立大学図書館協会総会で受賞者を表彰
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募集連絡
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規程類
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提出先
国立大学図書館協会事務局
東京大学附属図書館 総務課企画渉外チーム
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
TEL: 03-5841-2612・2613
受賞者
○第58回 第70回総会 令和5(2023)年度
応募件数6件 受賞4件
区分 | 件名 | 受賞者 | 審査報告 | 関連サイト等 |
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功績 | GakuNin RDMを活用した大学間共同作業:海外におけるRDM支援実践事例の日本語化事業 | 海外におけるRDM支援実践事例の日本語化事業ワーキンググループ(京都大学図書館機構,大阪大学附属図書館,神戸大学附属図書館,奈良教育大学図書館,奈良女子大学学術情報センター) | ||
功績 | 大学図書館と市立図書館の一体的運営による地域連携の取り組み | 大阪大学附属図書館箕面図書館課外国学図書館班 | ||
功績 | BLUE CLASS:SDGsを志向した野外ラーニングコモンズのデザイン | 兵庫教育大学教育研究支援部研究推進課図書館チーム | ||
功績 | 「中村哲先生の志を次世代に継承する九大プロジェクト」の取り組み | 「中村哲先生の志を次世代に継承する九大プロジェクト」事務局(九州大学附属図書館eリソース課リポジトリ係) |
国立大学図書館協会賞記念メダルについて
このメダルは、東京芸術大学名誉教授寿美田与市氏、同講師蓮見智幸氏のご厚意によりデザインされ、平成4年度から協会賞の記念品として受賞者に贈呈することになったものです。 メダルのデザインは、将来にむけてますます多様化、複合化されていく図書館を表すシンボルとして、情報の集合や人と人とのネットワーク、連携、コミュニケーション、研究活動等を、活き活きとした姿で捉え、それらを集結したエネルギーを、動的な勢いで表現しています。