平成20(2008)年度国立大学図書館協会シンポジウム実施要項

1.テーマ

「図書館職員としてのキャリア形成を求めるあなたに―望まれるキャリアパス制度をめざして」

 

2.趣旨

 情報化の進展、国立大学の法人化、社会の変化など大学を取り巻く環境は、近年大きく変化した。 図書館においても業務の合理化・効率化を目標に、業務委託や派遣職員の導入など実務的な仕事への アウトソーシング等も検討される中、図書館サービスの拡大・高度化に伴う新たな業務への対応や、 より高度な専門的知識の獲得、能力向上への取組と同時に、働く一人ひとりの意欲を喚起するための 組織や評価・処遇の仕組み作りが求められている。

 そうした仕組みは、管理職のみならず図書館職員全員が考え、形成していくべきものではないだろ うか。このような観点から、大学及び大学図書館の使命を遂行するために、大学図書館職員が意欲を もって働き、図書館をやりがいのある職場にするための方策としてのキャリアパスをテーマに取り上 げる。

 現在、各大学が取り組んでいる人材育成に関する動きのうち、とくにキャリアパスに関係する先行 大学の事例報告と共に、人材委員会が実施したインタビューの結果を通して、図書館職員に求められ るコンピテンシーへの共通理解を図る。また、若手・中堅職員の意識や要望などを交え、大学図書館 職員としてのキャリア形成について、今後の展開に向けた議論を行うことにより、図書館の発展に資 することを目的に開催する。

 

3.主催及び会場館

  • 主催 国立大学図書館協会
  • 西日本会場 京都大学附属図書館
  • 東日本会場 東京大学附属図書館

 

4.開催日及び会場

(1)西日本会場 平成20年12月2日(火)京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホールII

  • 交通: 京都大学のアクセス・マップ(本部構内)をご参照ください。
    http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htm(本部構内)
  • 問合先: 京都大学附属図書館総務課企画・広報グループ
    • 〒606-8501 京都市左京区吉田本町
    • 電話 075-753-2613 Fax 075-753-2629
    • E-mail: kikaku [at] kulib.kyoto-u.ac.jp(参加申込書送付先)

(2)東日本会場 平成21年1月15日(木)東京大学総合図書館 大会議室

 

5.参加資格及び定員

  • 参加資格 国立大学図書館協会会員館に所属する職員で、本シンポジウムのテーマに関心のある方。図書館実務経験 5年~15年程度の若手及び中堅職員を想定していますが、その他の方も参加できます。
  • 定員 各会場50名程度(予定)

 

6.申込方法

(1)参加希望者は、東・西いずれかの会場を希望することができます。 参加希望者が各会場で50名を超えた場合は、会場館において調整することがあります。
(2)参加希望者は、電子メールにて「参加申込書」を次の要領で提出してください。

  • 申込先  希望する会場の問合せ先(上記「4.開催日及び会場」を参照)
  • 申込期限
    • 西日本会場(京都大学) 平成20年11月18日(火)
    • 東日本会場(東京大学) 平成20年12月18日(木)
  • 申込内容 電子メールの件名を「国大図協シンポジウム参加申込」とし、本文に 「氏名(ふりがな)、所属・職名等、連絡先メールアドレス、懇親会参加の有無」 を明記してください。

 

7.プログラム

12:30~ 受付  
13:00 開会  
13:10~13:50

講演1

(西日本会場)

濱崎修一 氏(九州大学附属図書館事務部長)
(東日本会場) 星野雅英 氏(東京大学附属図書館事務部長)
13:50~14:30 講演2 北村明久 氏(東北大学附属図書館事務部長)

14:30~14:50

評価体験(アンケート形式)  
14:50~15:30 講演3 加藤信哉 氏(東北大学附属図書館総務課長)
15:40~16:00

事例報告1

小山憲司 氏(三重大学人文学部准教授)
16:00~16:20 事例報告2 大園岳雄 氏(広島大学図書館)
16:20~16:40 事例報告3 小島浩之 氏(東京大学経済学部助手)
16:40~17:30 オープン・ディスカッション  
17:30 閉会

 

18:00~19:30 懇親会  

 

8.その他

  • 参加に要する旅費等は、参加者の所属する大学等の負担となります。
  • 参加申込受付の通知はいたしません。参加不可能な場合は、その旨を連絡いたします。
  • 懇親会費は、参加者の個人負担です(当日一人4,000円程度を申し受けます)。