図書館組織・機構特別委員会大学図書館の組織・機構及び業務の改善に関するアンケート調査(A) 集計結果のまとめ８　図書館ボランティア等の導入について

８　図書館ボランティア等の導入について

８－１　貴館では、図書館ボランティアの導入を実施（試行を含む）、計画または検討していますか。: ア　既に実施（試行）している。; イ　具体的な実施計画がある。; ウ　導入を検討している。; エ　特に検討していない。; オ　その他（できるだけ具体的に記述してください。）; （回答）　; ａ　集計

導入の状況	Ⅰ （８大学）	Ⅱ （２８大学）	Ⅲ （４０大学）	Ⅳ （２４大学）	全　体（１００大学）
ア　既に実施（試行）している	1（13%）	4（14%）	0（0%）	0（0%）	5（5%）
イ　具体的な実施計画がある	0（0%）	0（0%）	0（0%）	1（4%）	1（1%）
ウ　導入を検討している	2（25%）	7（25%）	11（28%）	2（8%）	22（22%）
エ　特に検討していない	3（38%）	17（61%）	28（70%）	21（88%）	69（69%）
オ　その他	2（25%）	0（0%）	1（3%）	0（0%）	3（3%）
合　　　計	8(100%)	28(100%)	40(100%)	24(100%)	100(100%)

ｂ　「オ　その他」の具体的内容

ＡⅠ	窓口業務はボランティアでも当館の場合充分に対応可能と思われるので検討したい。　長期で滞在している外国人研究者の配偶者をカウンター等でボランティアとして活動させたいとの申し入れがあったが実現までにはいたらなかった。
ＡⅠ	今後検討したい
ＣⅢ	導入について情報の収集を行っている

８－２　設問８－１で「ア」または「イ」と回答した場合、貴館における図書館ボランティアの導入状況（計画）についてお尋ねします。: ・ボランティアの人数：　　　　　人; ・ボランティアの身分：　一般市民　学生　その他（　　　　　　）; ・ボランティアの活動内容：; ・導入に伴う問題点：; （回答）

大学	人数	身分	活動内容	問題点
ＢⅠ	46	一般市民	図書館総合案内、身体障害者に対する図書館利用支援、外国人に対する図書館利用支援、利用環境整備、特殊資料整理、図書館公開事業への協力、図書館見学案内、ボランティア活動の広報	ボランティアの組織化が難しい。図書館職員の本務とボランティアの活動内容との切り分けが難しい。
ＡⅡ	23	一般市民・学生	図書の排架直し、雑誌の排架直し、雑誌のリストとの照合、遡及入力、製本雑誌のＯＣＲラベル貼り、寄贈図書内訳書の作成、展示会受付・準備、池田家文庫マイクロフィルム目録へのメモ記入、論文のスキャナーによる取り込み保存、パソコンのセットアップ、システム負荷配分データ調査、○△家文庫絵図入力済画像のチェック、信号ケーブル試作、ホームページ作成手伝	今の所ない
ＡⅡ	13	一般市民、学生、その他（本学教官）	図書館総合案内、貴重図書の展示及び整理、留学生・外国人研究者への援助	①図書館の側でボランティアとの窓口となり面倒を見る担当者が必ず必要である。 ②漠然と募集するのではなく、具体的、現実的なテーマあるいは事業を決めてそのために募集すべきである。 ③ボランティアが求める活動の場・形態が、図書館の現場で日常的に見出せるとは限らないが、だからといって図書館業務を職員に代わってやってもらうことはボランティア制度の本来の主旨に合わない。図書館側にとってボランティア導入のメリット・目的を十分検討しておく必要がある。
ＢⅡ	5	学生	農学部分館で実施。カレントコンテンツの検索、文献複写
ＢⅡ	24	一般市民、学生
ＤⅣ	2、３	一般市民、学生

８－３　このほか貴館において、図書館ボランティア以外の外部スタッフ（ティーチング・アシスタント等）の導入について実施、計画または検討していることがあれば、できるだけ具体的に記述してください。: （回答）

ＡⅠ	電子図書館機能（特に情報リテラシーサービス等）の充実の観点からＴＡ等の導入を図りたいと考えている。
ＡⅠ	平成１１年度から全学共通教育の基礎セミナーにおいてT.Aによる図書館の利用者教育が実施される予定である。
ＡⅠ	部局図書室（学部・学科レベル）でできるだけ当該学部研究室の大学院生をアルバイトに使うよう勧めている。
ＡⅠ	専門的知識を有する大学院生を雇用してデータ入力業務に従事させている。
ＡⅡ	学生スタッフによるシステム開発支援やプロジェクトへの参画を検討している。
ＡⅡ	館内のワーキング・グループで検討中。ＲＡ、ＴＡ活用によるレファレンス・サービス、情報利用支援サービスの充実等。
ＢⅡ	総合情報処理センター端末機の設置により技術支援を行うティーチングアシスタントの配置の検討。
ＢⅡ	授業の一環として行われる図書館利用説明時の対応として、図書館職員以外に情報リテラシー教育のアシスタントの導入を検討している。
ＢⅡ	工学部分館において１９９７年度から実施中（１名：年間１２０時間）。　１９９９年度は、２名で年間２００時間を予定。開放端末（インターネット）１４台の維持・管理。　インターネット利用・情報コンセント等の利用相談・指導・講習会。　電子情報対策ワーキング決定項目の開発・推進・維持・管理。
ＣⅡ	パソコンの利用相談、トラブル対応等に、情報系の学生もしくはパソコン同好会等のグループをボランティア的、スチューデントマネージャーとして常時１名配置する案など。
ＣⅢ	いわゆる学生アルバイトについては延長開館対応のため現在では必須であると考えている。今後「電子図書館化」に向けてのプログラム開発等に有効活用したいと考えている。
ＣⅢ	・図書館として協力を予定している情報関連教育（授業科目「図書館学」）分野へのティーチングアシスタントの配置。・図書館が中心となり学内教官の協力を得て実施する電子化推進研究開発プロジェクトへのリサーチ・アシスタントの配置。
ＣⅢ	外国人留学生・研究者へのティーチングアシスタントの導入
ＤⅢ	紀要等の学術情報のデータベース化のための院生の協力参加
ＤⅢ	アジア系諸言語の、いわゆる特殊言語について各研究室のスタッフ（教務補佐員）の派遣を依頼している。
ＤⅢ	非常勤職員及びパート職員以外の導入は検討していない。
ＤⅢ	情報端末機器の維持管理、利用者教育を行うメディアアシスタントの導入を検討中
ＣⅣ	電子図書館システム用のプログラミング要員としてＲＡ（リサーチアシスタント）を雇用している。