2.目録業務システム専門委員会検討経緯

 2.1 平成5年度

     当面の事項として以下の3点について検討した。
    (1)目録システムマニュアルの現状と体系化
       不足しているマニュアル(事例集等)の整備、マニュアル作りのためのガ
       イドラインの作成などが必要であるとして、現行のマニュアルリストの作
       成及び説明を付け加える作業を行った。
    (2)書誌調整文書の調査(入力側としての目録データ品質管理)
       学術情報センターの安定運用と参加館の急増の中で、最近特に際立ってき
       た目録データの品質の問題を入力側の立場で検討することとした。
       具体的には、各委員の所属する大学においてFAXで送受した書誌調整文書の
       調査・分析を行い、第41回国立大学図書館協議会総会(静岡)に報告した。
    (3)目録業務システムの現状と問題点
       平成6年度の継続協議とした。


 2.2 平成6年度

     継続協議題である「目録業務システムの現状と問題点」のうち重点事項として
    以下の3点(以下「三事項」という。)について検討することとした。
    (1)遡及入力の問題
    (2)中国語資料入力の問題
    (3)目録講習会の問題
     検討を進めるにあたっては、国立大学図書館協議会加盟館の図書目録データ作
    成の実態と問題点を把握するために、平成6年10月20日から11月18日の間、アン
    ケートによる実態調査(以下「アンケート」という。)を実施し結果の集計を行
    った。
     なお、集計結果は平成7年10月に国立大学図書館協議会加盟館に送付した。
     さらに、学術情報センターに、本専門委員会のオブザーバーとして参加を求め、
    貴重な教示を受ける機会を得た。


 2.3 平成7年度

     本専門委員会最終年度でありアンケートの分析結果を踏まえて「三事項」につ
    いて具体的な提言を行うべく検討を行った。
     その内容を最終報告としてここに作成するものである。