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袋小路に追い込まれた学者・教員
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学術コミュニケーション危機

私たちは今どこにいるのでしょうか?

具体例

この状況からどう抜け出すか?

私たちはどこへ向かっているのでしょうか?

学術コミュニケーション危機

社会福祉の重要基盤のひとつである学術コミュニケーション・システムは 袋小路に追い込まれています。情報・知見の自由な流れは、甚だしく脅かされています。

この危機は静かに進行しています。この数十年間で徐々に悪化してきました。 しかし、進展が非常に緩やかであるため、多くの教職員はその深刻さにまだ気づいていません。

実に20世紀の大半を通じ十分に機能してきたこのシステムは、崩壊しよう としているのです。早く対処しないと、学術コミュニケーションにおけるこの危機は研究と学問に 壊滅的な打撃を与えてしまいます。

多くの重要指標がこの危機の深刻さを示しています。

  • 学術コミュニケーションの主役である図書館が研究者に情報を提供する 能力を大幅に低下させています。 詳細はこちら。.

  • 世界中の研究者が学術誌の入手に不自由しています。

    データ: 1980年代の半ばから現在までに、世界中で発行される学術誌のタイトル数は2倍になっている のに北米の大学研究図書館はその購読する学術誌のタイトル数を平均で6%以上減らしています。 http://www.arl.org/newsltr/204/spending.html
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  • 学術書の入手性はさらに悪化しています。

    データ:米国の 大学研究図書館が1999年に購入した書籍は1986年のそれを26%下回りました。同じ期間に、 世界中の年間書籍タイトル数は50%増加しました。 http://www.arl.org/newsltr/204/spending.html
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  • 上記のデータは、世界中の図書館が似たような、あるいは、 さらに深刻な図書受入の削減を余儀なくされたことを示しています。

    データ: オーストラリアの最近の資料によれば、1993〜1998年の期間に大学図書館38館の 購読学術誌のタイトル数は43.7%減少しました。詳細はこちら。

    Data: データ:この1年間で、 カナダの図書館24館で434万カナダドル相当の学術誌購読がキャンセルされました。

  • 図書館や大学などは図書購入費用の高騰に何とか対処しようと 努力してきましたが、価格がまかないきれないほどのペースで高騰しています。

    データ:1999年までの12年間で、消費者物価指数の年間上昇率が 3.3%(累計で52%)であったのに、図書館の購読する学術誌の単価は年に9%(累計で206%!) も上昇しました。この時期に、上昇率が特にひどい例としてよく引き合いに出されたのは 保健医療費でしたが、それでも上昇率は累計で107%でした。 http://www.arl.org/newsltr/204/spending.html

  • ほとんどの学術分野のコミュニケーション・システムで価格高騰が見ら れますが、特に著しいのは商業出版者の発行する科学・技術・医学(STM)分野の 出版物です。

    データ:1989〜1999年の10年間について、米国定期刊行物価格指数(USPPI) による累計上昇率は183.9%(年率11.0%)でしたが、累計物価上昇率(CPI)は 35.7%(年率3.1%)でした。
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    データ:1995年当時もっとも高価だったSTM誌11誌の現行年間購読価格は 3280〜16,344ドルであり、年に10.6%(累積で65.7%)上昇しました。現在、これら 11誌のすべてを購読する図書館は(図書館の多くはこれらの学術誌を欠かせない)、 年に86,000ドルも支払っています。これら11誌は平均的図書館の購読タイトル数の 0.00073%を占めるに過ぎませんが、学術誌購読コストの2%を超える金額を占めています。
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    予想:現在のレベルで価格上昇が続けば、これら11誌の購読コストは 2015年に431,000ドルになります。

  • 実のところ、学術コミュニケーションは数十億ドル規模の国際的なビジネス になっています。情報の所有者、つまり学者・教員の作成したコンテンツを買い取った所有者、 はこの巨大で儲かるビジネスを牛耳っています。

    Data: データ:出版者の利益を明らかにするのは困難ですが、学術誌の商業出版者 のマージンは、全出版者の平均マージンである5%前後を遥かに上回り、40%ものマージンを 得る出版者もあるようです。.
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    データ:これら出版社の 科学・医学部門はもっとも大きな利益を上げているものと思われ、35〜40%のマージンを 得ている科学部門もあります。
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    データ:ある研究の 推計によれば、STM出版分野の2社が業界標準マージンに引き下げるだけで、学術 コミュニケーションの消費者は2億2710万ドルを節約することができます。 この金額はARL加盟図書館120館のうち61館の学術誌購読費用に相当します。
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    この危機は無情な皮肉をはらんでいます。

  • 教職にある著者が著作権を出版者に引き渡すと、著者自身の用途に 自分の著書を使用する法的権利を失うことになります。教職者が自身の著書を 自分のクラスで使用するのに許可を求めるなどは当たり前のことになっています。

  • 大学は教員の研究のために助成金を出し、その研究結果を内容とする 出版物を買うためにまた巨額の金を払っています。

  • 多くの学者・教員にとって期待はずれなことに、電子出版物は入手性に 問題があります。期待のなかには低価格も含まれていますが、実現されていません。 事実、消費者(学者・教員、図書館、研究機関)が学術情報の電子版に多額の金を つぎ込んでいるのは確かです。

簡単に言えば、これまで長年にわたり学界に役立ってきたシステムは、 もはや機能していないのです。


私たちは今 どこにいるのでしょうか?

図書館は変化に追いつけないでいます。学者・教員とその学生は それぞれの専門分野の最新情報を図書館で得てきましたが、この15年間に多くの図書館が 教員と学生の要望に応えられなくなってきました。

平均的な研究図書館では、学術誌の購読タイトル数がこの14年間に 6%以上減少しており、学術書のそれは26%減少しました。小規模な大学やカレッジも 同様の削減を余儀なくされています。

この削減については、別の側面もあります。ARLに加盟する図書館の 相互貸借による借り受け件数は1989〜1999年の期間に122.2%の急上昇(年率8.3%)しました。 原因として利用者数の増加が挙げられましたが、これは取るに足りない要因でした。 利用者数が増加したのは、学者・教員が余計に2、3週間かけてでも他の図書館の図書を 利用するケースが増えたからです。

毎年の削減は僅かでも、それが年々累積した結果、現在では 多くの図書館とその利用者に大きな影響が及んでいます。

ある図書館の事例は上記の影響を具体的に物語っています。 1996年、この図書館は購読予算376万ドルを計上していました。実のところ、本当に 必要な予算は1986年に購読していたタイトル数を確保できる553万ドルでした。 10年の間にこの図書館の資金力は33%も縮小したのです! 詳細はこちら。

また、図書館の役割は現在の蔵書を維持するだけでは果たされません。 しかも、この図書館の購買力は弱くなっているのに、世界中で発行される学者・教員の著作は 増え続けていたのです。著作物のタイトル数が果てしなく増え続けるなかでこの図書館が 1996年に1986年当時のレベルを維持するためには推計で940万ドル、実に1986年の2.5倍の 予算が必要だったのです!

Library Journalによれば、1999〜2000年の学術誌平均購読価格は 年率10%で上昇し、10年間で170%も上がりました。27の学問分野のうち17分野において 購読価格が二桁台のパーセンテージで上昇しましたが、工学分野における価格上昇が 最高で年率12.7%だったのに加え、以下の社会科学分野でもトップクラスの値上がりを見ました。

  • 商学、経済学 13.4%
  • 地理学 15.0%
  • 軍事科学・海軍術 14.3%
  • 政治学 11.5%

今のところはまだ非営利出版社の支配する芸術・人文科学分野の出版物だけが 年率10%未満の値上がりに留まっています。1999年と2000年の購読価格比較表を見る方は ここをクリックしてください。
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このような異常な値上がりは大規模な研究図書館の購入する資料だけに留まりません。 Library Journalによれば、中規模の大学図書館やカレッジ図書館も天文学、生物学、化学、 工学や保健科学などのSTM分野と、人類学、商学・経済学、地理学、政治学、心理学や社会学 などの社会科学分野を含む主要分野において過去5年間に二桁台の値上がりに見舞われました。

具体例

ある図書館と学者・教員の体験は、危機が現実にそこにあることを 雄弁に物語っています。まず、価格高騰に取り組んできたある米国の研究図書館の 事例を紹介します。

図書館”A”は州立大学系総合大学の研究図書館です。 これは代表的な事例です。

  • 1988〜1998年の10年間にこの図書館は学術誌約4,500タイトル、 学術出版物約150万ドル分の削減を余儀なくされました。

  • 有料学術誌の購読タイトル数は14,374誌から11,508誌へと20%減りましたが、 これは学術図書館平均の3倍に近い急激な減少です。

  • 1992〜1999年の期間に、この図書館は100万ドル分の学術誌、すなわち 科学・技術分野の1,294タイトルと、社会科学・人文科学分野の1,640タイトルをキャンセル しました。

  • 普通、科学誌は他の学術誌よりも高価なのですが、この図書館では むしろ科学分野以外の学術誌の高騰が深刻でした。キャンセルされた科学誌の 平均価格は1992年の473ドルから1999年の1,345ドルへと累計で184%上昇しました。 しかし、キャンセルされた科学分野以外の学術誌のそれは1992年の107ドルから 1999年の396ドルへと累計で270%も上昇しました。

  • このような学術資源の減少に対処するために、この図書館は 以下のようにさまざまな戦略を展開しました。
    • この図書館は電子媒体資料を他よりも多く購入しました。 それでも、思うようには購入できませんでした。
    • 図書購入予算の一部をILLに充当し、ドキュメント・デリバリーシステムを 利用して、教員と学生に無料でサービスを提供しました。
    • 所蔵していない資料を相互に利用するために提携図書館との関係を 強化しました。
    • この図書館の蔵書にない主要分野の図書を借りることのできる 別の大きな研究図書館に行くのに1時間かかる大学があります。この大学の教員は この別の図書館に頻繁に出向くという不便を強いられました。

オーストラリア発の最近のレポートから2番目の事例を紹介しますが、 この事例は海外の学術コミュニケーションが北米のそれよりもなお深刻であることを 示しています。

1993年、オーストラリアの38の大学図書館は合わせて200,666タイトル の学術誌を購読していました。1998年には112,974タイトルと43.7%減少しました。 この5年間に学術誌の平均単価は287オーストラリアドルから485オーストラリアドルへと 70%も急騰しました。
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オーストラリア学術コミュニケーション改革連合の議長と、 アデレード大学人文・社会科学部学部長を兼任するMalcolm Gillies氏は、 科学・技術・医学の分野における学術誌のキャンセルは約60%であると推計しました。 さらにGillies氏は世界の研究界のなかでもオーストラリアは、学者・教員が利用できる 学術資源が特に減少しているため、深刻な危機にあると指摘しました。

カナダドルは1990年代を通じて米ドルに対して弱かったので、 カナダの一部学術分野においても状況は深刻です。それを示す事例はたくさんあります。 オタワ大学はこの数年間に学術誌3,000タイトルの購読をキャンセルしました。 アルバータ大学はこの10年間に6,355タイトルをキャンセルしました。1999年だけでも、 アルバータ大学は1,644タイトルのキャンセルを余儀なくされました。 ラバル大学は1998〜1999年の期間に100万カナダドルを超える学術誌をキャンセルしました。 同期間に、報告のあったカナダの研究図書館24館は平均で181,000カナダドル、 総額で434万カナダドルに相当する購読をキャンセルしました。

北米以外でこのようなデータを収集している国はあまり多くは ありませんが、諸国から受ける印象によれば、危機は世界中に広がっているようです。

この状況からどう抜け出すか?

学術コミュニケーションにおける危機は実のところ30年から40年前から 進行してきました。

1960年代頃まで学術コミュニケーションは、学者・教員、学会、および 図書館が主役の学問の伝統文化の一部分でした。

学術コミュニケーションをめぐるシステムは扱いやすく、バランスが 取れていて、そのなかで学者・教員は論文を執筆し、学会は質を追求した編集・出版活動を 介して論文に付加価値を与え、図書館は出版物の普及にベストを尽くしました。

1960年代と1970年代に学術コミュニケーションは大きな進歩を遂げました。

  • 大学の在籍者数が驚異的に増加しました。
  • 米国の教育機関に政府資金が投入されました。
  • 多くの大学が積極的に研究に乗り出しました。大学の成長に 見合う人数の教員がそろいました。
  • 論文の発表と、助成金による研究を教員に求める圧力も 大きくなりました。
  • 論文発表と研究を求める圧力が強まった結果、研究は量的に 学術出版システムの容量を超えましたが、主導権はまだ学会にありました。

商業出版者がこのシステムに参入しました。

  • 高等教育機関による広い支持を得た商業出版者は 学術出版システムの手に余る部分を吸収しました。
  • これに刺激を受けた既刊誌は守備範囲を広げ、専門分野が 広がりを見せるなかで研究量の増加をまかなうために新たな学術誌が創刊されました。
  • 同時に、新たな世界的傾向が形成されて行きました。すなわち、 学術情報は商業出版者に利益を生み出す商品であると考えられるようになりました。
  • 学会のような非営利出版者は、その乏しい資金にかかる負担を 軽減すると同時に出版物の質も維持できる手段として商業出版物を見るようになりました。
  • 教員は、自著の出版や編集委員に任命されるなどの機会を介して 昇進を得るチャンスが増えると考えて出版物が増えることを歓迎しました。

しかし、1970年代の半ばには、皆の利益になると考えられていた 学術コミュニケーション・システムが実は砂上の楼閣かもしれないという、 かねてから広がりを見せていた不安の影がその姿をあらわしました。また、1980年代の 半ばまでに、学術誌のキャンセルとその他の図書の削減は多くの図書館の年中行事になりました。 いよいよ悪循環が始まりました。購読のキャンセルが価格の高騰を引き起こし、 価格の高騰は図書館に新たなキャンセルを余儀なくしたのです。

この抑圧状態のなかで、学術出版システムの立役者の間で価値観の相違が生じ、 それが浮き彫りになり、現在ではそれがより顕著になっています。

  • 学者・教員はその論文をできるだけ多くの人々と共有したいと願っています。
  • 図書館は学術コミュニケーションを世界中のできるだけ多くの人々が 自由に利用すべき公益であると考える傾向にあります。
  • 商業出版者は学術出版の収益性に注目する傾向にあり、 利益拡大をも考えているかもしれません。商業出版者の株主は投資に見合う配当 を要求しています。

現在のシステムは非常に高価につく皮肉を生み出してしまいました。

  • 米国およびカナダの高等教育システムと政府は、学者・教員の 研究を支援するために年間数十億ドルを投入していますが、学者・教員は自分の著した 出版物を買うのにやはり数十億ドルを支払っています。
  • 学者・教員は著作権を出版者に譲渡する形で自分の 論文を安売りしています。その同じ学者・教員が自分自身の論文を自分のクラスで 使用することさえも制限されるケースがあります。


私たちはどこへ 向かっているのでしょうか?
漸進的変化の2大シナリオ

学術出版は将来どうなるか?

学術コミュニケーション・システムを維持できるかどうかは、 高等教育機関からの支援や学術出版物の値上がりのような要因の微妙なバランスで決まります。 この数年間、図書館は、支援を受けても、また多くの対策を講じても、主に学術誌の 異常な値上がりについていけずに後退しています。

この先どうなるのでしょうか? 1986年からの13年間に生じた 出来事と今後13年間の単純予測2例を一読しただけでも酔いも覚めるような答えに 行き当たります。

1986年以来の出来事を振り返ると、

  • 1986年、北米の典型的な研究図書館は学者・教員・学生向けの 学術誌購読タイトル数を維持するために152万ドルを費やしていました。
  • 1999年、この同じ図書館は6.5%の削減により1,000タイトル以上 減った学術誌購読タイトル数を維持するために410万ドル(+170%)を費やしました。
  • 1986年以来、平均的図書館の学術誌購読予算は年率7.9%で上昇し、 学術誌の単価は年率9.0%で上昇してきました。この結果、予算では本来必要な資金を まかなえなくなったので、平均的な図書館は有料購読誌を大幅に削減しました。
  • 同じ期間に購入された単行書のタイトル数は平均で25.7%減りました。

2012年までの予測:シナリオI:支援が現在の水準で推移するケース

シナリオIでは、平均的な研究図書館の購読する学術誌の価格が 年率9.0%で上昇し、図書館の学術誌購読予算が年率7.9%で増加するケースを想定します。 予算の不足に対処する手段は学術誌のキャンセルだけと想定します。学術誌購読タイトル数の 基準年は1986年とします。

すると、2012年には以下のようになります。

  • 典型的な研究図書館の学術誌購読予算は1102万ドルになります。
  • 1986年当時の学術誌購読水準を維持するには1428万ドルが必要です。
  • 予算は本来必要な維持費用に326万ドル不足することになります。
  • 1999〜2012年の期間に平均的な学術誌購読タイトル数は15,259タイトル から12,356タイトルに削減されます。学術誌購読タイトル数は1986年から24.3%削減されます。

2012年までの予測:シナリオII:支援が緩やかに削減されるケース

シナリオIでは、教育機関の支援が現在の水準で推移するケースを想定しました。 しかし、経済の全般的な不確実性を考慮に入れると、7.9%よりも低い予算増加率を想定した シナリオの方がむしろ現実的であると思われます。したがって、シナリオIIでは、 教育機関の支援が年率5%の増加率に落ち込むものと想定します。このシナリオでも 予算の不足に対処する手段は学術誌のキャンセルだけとし、1986年を基準年とします。

すると、2012年には以下のようになります。

  • 学術誌購読予算は773万ドルになります。
  • 1986年当時の学術誌購読水準を維持するには1428万ドルが必要です。
  • 予算は本来必要な維持費用に655万ドル不足することになります。
  • 1999〜2012年の期間に平均的な学術誌購読タイトル数は15,259タイトル から8,363タイトルに削減されます。学術誌購読タイトル数は1986年から48.7%削減されます。

上記の予測はサイエンスフィクションではありません。両シナリオともに 現実になる可能性があり、特に向こう12年間に研究論文の出版が2倍になる見込みで あることを踏まえると、学者・教員にとってはいずれも耐えがたいシナリオです。

皆さんの図書館の学術誌が収納された書棚を思い浮かべてみてください。 書棚から1/4の学術誌が、場合によっては半分ほどの学術誌が消えるのです。 学術誌が消えたらどうしますか? 学術誌が新規に購読されなくなったらどうしますか?  利用できなくなったらどうしますか? 新たな場所から研究情報を仕入れるのですか?  最先端の方法で情報を仕入れるのですか? 次々と現れる情報ソースから仕入れるのですか?  たぶんこれらのすべてが必要になるでしょう。このように、この問題は学問に大きな打撃を 与える恐れがあるのです。

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Create Change(米国) の後援は:

研究図書館協会(Association of Research Libraries), 大学・研究図書館協会(Association of College and Research Libraries),及び学術出版・学術資源連合(SPARC) によって行われ、 Gladys Krieble Delmas基金(Gladys Krieble Delmas Foundation) からの支援を得ています。

管理:国立大学図書館協議会事務局
デザイン:Kevin Osborn, Research & Design, Ltd.
更新年月日:平成14年6月26日