活動領域 | 活動(作業)項目 | 点検・評価対象 | 点検方式等(例示) | 評価の視点(例示) |
資料提供サービス | 閲 覧(館内利用) 新着図書・雑誌の展示 資料の貸出 指定・推薦図書 文献複写 | 開館日・開館時間 閲覧サービス体制 (座席数・閲覧(出納)方式・ 開架図書冊数・AV資料数・ ブラウジングコーナーなど 閲覧サービス状況 (入館者数・入庫者数など) 展示体制(方法・展示場所など) 貸出サービス体制 (貸出の種類と条件・貸出方法 督促方法など) 貸出サービス状況 (貸出冊数・貸出人数・分類別 貸出冊数など) 予約サービス体制(PR・予約方法 など) 指定・推薦図書のサービス体制 指定・推薦図書のサービス状況 文献複写サービス体制 (複写申込方法・複写方式など) 文献複写サービス状況 (複写件数・枚数など) | 座席数と利用対象者の比率 開架図書冊数と学生の比率 有効稼動率 利用統計 経年的比較 対利用対象者率 展示資料利用率 比較調査 貸出サービス状況との照応 利用統計 アンケート調査 開架図書の貸出回転率 利用統計 参加教官の割合 利用統計 利用統計 経年的比較 | ・夜間開館時間は十分か ・休日開館の体制は整っているか ・閲覧スペースのアメニティを考慮している か ・AV資料の提供方式に工夫をしているか ・利用者が求める資料の入手率は十分か ・利用状況が資料選定に反映されているか ・購入希望図書は適切に集書に反映されているか ・図書館資料の動き、例えば「新着展示−雑誌 架−製本−書庫」が報知されているか ・新刊書の利用が可能か ・サービスの条件は十分か ・蔵書が死蔵、私蔵されていないか ・複本は十分揃えられているか ・教官・学生に周知理解されているか ・カリキュラムの変化に対応し資料の更新が なされているか ・著作権の処理は適切か |
活動領域 | 活動(作業)項目 | 点検・評価対象 | 点検方式等(例示) | 評価の視点(例示) | |
資料提供サービス(続き) | 資料配送(利用者のもと までのデリバリー) 地域住民等へのサービス | サービス体制(サービスの範囲・料 金など) サービス状況 サービス体制(利用の範囲・対象資 料・対象者など) サービス状況 | 処理速度 利用統計 利用統計 経年的比較 | ・学内の資料集配体制は整っているか ・公共図書館との提携がなされているか ・市民への公開と学内利用者の便益が両立す る体制になっているか ・大学の公開講座等の公開活動との連係は十 分か | |
情 報 提 供 サ | ビ ス | 参考調査・情報検索 サービス | 書誌所在調査(目録・ 総合目録・書誌索引 類など) 文献及び事項調査 レフェラル・サービス 情報検索(オンライン及 びCD−ROMなど) | サービス体制(サービスの範囲・記 録・要員など サービス状況(調査受付件数・回答 項目・処理速度など サービス体制(サービスの範囲・記 録・要員など) サービス状況(調査受付件数・回答 項目・処理速度など) サービス状況 サービス体制(利用可能データベー ス種類・収録期間・料金など) サービス状況 | 利用統計 アンケート調査 利用統計 利用統計 アンケート調査 面接調査 利用統計 | ・利用者の要求を適切に分析し、過不足なく 対応しているか ・相互利用サービスとの連係はできているか ・適切な記録が残されて、サービス向上に生 かされているか ・サービス対象者、担当者によってサービス の質にバラツキはないか ・代行検索サービスは適切に行われているか ・資料配送サービスと連係しているか |
情報発信サービス | 新着資料案内 (コンテンツシート SDIなど) オリジナル・データベー スの提供 図書館活動情報BBS・ 電子メールサービス | サービス体制(サービスの範囲・料 金など) サービス状況 サービス体制(サービスの範囲・料 金など) サービス状況 サービス体制(サービスの範囲・料 金など) サービス状況 | 利用統計 利用統計 利用統計 | ・同機能のデータベースとの使い分けは適切 に行われているか ・利用状況と投下費用の関係は適切か ・最新の情報提供がなされているか |
活動領域 | 活動(作業)項目 | 点検・評価対象 | 点検方式等(例示) | 評価の視点(例示) |
相互利用(ILL) | 他機関との協力連携 現物貸借 文献複写 学内の相互協力 | 相互協力体制 (全国、地域、主題分野による 相互協力協定など) 他大学等からの来館状況 他大学等への紹介状況 (紹介状、共通閲覧証などの 発行数など) サービス体制(レンディングポリシ ー・申込手段・提供方法など) サービス状況(受付件数冊数・依頼 件数冊数・処理日数など) サービス体制(複写サービスポリシ ー・申込手段・提供方法など) サービス状況(受付件数枚数・依頼 件数枚数・処理時間など) サービス体制(レンディングポリシ ー・申込手段・提供方法など) サービス状況(受付件数冊数枚数・ 依頼件数冊数枚数・処理時間 など) | 依頼/受付比(貢献率) 利用統計 経年的比較 来館者の分析 紹介内容の分析 利用統計 アンケートまたは面接調査 追跡調査 利用統計 アンケートまたは面接調査 追跡調査 利用統計 アンケートまたは面接調査 追跡調査 | ・他機関に依存するばかりになっていないか ・相互利用サービスの内容が学内の教官学生 に周知されているか ・レンディングポリシーは明確にされているか か ・謝絶率はどうか。謝絶の理由は何か ・学外への依頼状況は資料選定に反映されて いるか ・学内の資料配置と物流(送本)体制は適切 か ・学内ファクシミリ網はできているか |
施設・設備の利用 | 施設の提供 (自習室、AVホール AVブース、共同学 習室、キャレル(個 室)、タイプ室、 対面朗読室、展示室 など) | サービス体制 (利用規程・利用指導など) サービス状況 | アンケート調査 稼動率 利用統計 | ・使われなくなった施設はないか。あれば、 適切な転用が計画されているか。 ・障害者への配慮は適切か |
活動領域 | 活動(作業)項目 | 点検・評価対象 | 点検方式等(例示) | 評価の視点(例示) |
施設・設備の利用 (続き) | 設備の提供 (OHP、AV機器、 オプタコン、 ワープロ、パソコン ファクシミリ、情報 コンセントなど) | サービス体制 (利用規程・利用指導など) サービス状況 | アンケート調査 稼動率 利用統計 | ・学内の情報関連機関との連携はできている か |
利用支援 | 利用案内 オリエンテーション ライブラリーツアー 利用の手引などの 小冊子作成配布 など 利用指導 オリエンテーション ○○の使い方などの 小冊子作成 など 講演会・展示会 館内サイン 館内案内図 資料配置図 書架見出し など | 開催頻度・開催時期 実施体制・参加状況 配布対象 内容(分かりやすさ・改訂など) 開催頻度・開催時期 実施体制・参加状況 配布対象 内容(分かりやすさ・改訂など) 企画内容 実施体制 参加状況 内容(分かりやすさ・改訂など) デザインなど | アンケート調査 利用対象者参加率 アンケート調査 利用対象者参加率 アンケート調査 利用対象者参加率 アンケート調査 | ・オリエンテーション等の位置づけ、例えば カリキュラム上で配慮されているか ・オリエンテーション等にAVメディアや電 子的手段を活用しているか ・オリエンテーションの開催時期・内容は適 切か ・留学生、障害者への配慮はなされているか |
活動領域 | 活動(作業)項目 | 点検・評価対象 | 点検方式等(例示) | 評価の視点(例示) | |
資 料 の 整 備 | 資料の選定・収集 資料の受入・登録 分担収集 | 出版情報などの把握 資料の選定 発注・受贈・交換 検収等の処理と登録 分担収集協定(学内・ 地域・全国) | 資料選定に関する情報 選定基準・計画 選定委員会活動 選定資料 蔵書構成 発注等情報の管理 発注方式 受入量と処理の速度 受入価格 物品管理 分担収集の基準 | 情報量と採択率 作業統計 選定した資料の利用率 蔵書統計 作業統計 標本調査 書類調査 相互利用状況との照合 | ・包括的に出版情報を把握しているか ・学内の学術情報の発生を把握できているか ・利用者の要求を反映しているか ・カリキュラムや研究題目と照応しているか ・留学生、障害者等の利用資料を収集してい るか ・蔵書構成のレビューが定期的に行われてい るか ・灰色文献など受入困難な資料の収集を行っ ているか ・適切な業者選定が行われているか ・適切な価格で購入しているか(差別価格な ど) ・利用者に受入状況を報知できているか ・収集状況が適切に伝達されているか ・分担分野の量は適切か |
資料の組織化 | 目録データの作成 (記述目録、典拠ファ イル・所在情報・ 分類・主題語など) OPAC(オンライン閲 覧目録)の構築 OPACデータベースの 維持 | 作業量と処理の速度 標準的な目録規則との整合性 作成種別(オリジナル目録・コピー 目録など) 全資料の目録化及び遡及入力 OPACの機能(検索キー・表示デ ータ・貸出中などの表示など) OPACの性能(応答速度・操作性 など) OPACの利用状況(館内の利用・ LAN経由の利用など) OPACデータの更新頻度 | 作業統計 標本調査 目録作業コストの調査 入力率 比較調査 アンケート調査 作業統計 タイムラグ | ・滞貨はないか ・利用者に必須のデータが入っているか ・全ての資料がOPACで検索できるか ・遡及入力を計画的に実施しているか ・主題検索に十分応えられるか ・最新データの利用が可能となっているか |
活動領域 | 活動(作業)項目 | 点検・評価対象 | 点検方式等(例示) | 評価の視点(例示) | |
資 料 の 整 備 ( 続 き ) | 配置・保存 共同保存 | 配置の決定と配架 開架図書・参考図書の管 理 書庫の管理 保存決定と再配置 資料劣化保存対策(製本 ・補修・防虫・防湿・ 脱酸処理・マイクロ化 など) 分担保存協定(学内・ 地域・全国) | 配置場所の妥当性 増加量予測 配架・入庫状況 配架・入庫状況 保存・廃棄基準 実施状況 分担保存の基準 分担保存に要する経費 | 作業統計 作業統計 廃棄後の要求度 保存コストの調査 作業統計 共同保存後の要求度 | ・利用しやすい配架状況となっているか ・適正な廃棄ができているか ・保存に要するコスト(スペース・作業量な ど)は、利用要求に見合うものであるか ・貴重図書に対する保存体制は十分か ・分担保存情報が適切に報知されているか |
情 報 ア ク セ ス 環 境 の 整 備 | 情報提供システムの 導入 | 新しい技術・動向の 把握 ニューメディア(CD− ROM等)の収集 その他のデータベースの 選定・収集・契約 オンラインサービス・ ベンダーとの契約 | 選定基準 選定資料 選定基準 選定資料 契約内容 | 利用あたりの情報コスト調査 要求調査 利用あたりの情報コスト調査 要求調査 利用あたりの情報コスト調査 要求調査 | ・技術動向の把握と業務への応用の検討体制 は十分できているか ・印刷体の代替は成功したか ・利用者の求める情報が入手できるようにな っているか ・コストベネフィットは妥当か |
情報提供環境の整備 | コンピュータシステムの 導入 データベース検索システ ム(OPACを含む) | 選定方法・選定基準・契約内容 システムの機能と性能 データベース管理体制(搭載数・更 新頻度・退避業務など) データベース提供体制(接続端末・ 利用申請など) 運用状況 サーチャー要員の確保 | 処理機能 比較調査 アンケート調査 | ・資源配分等は適切か ・運用体制は安定しているか ・利用者に使いやすいシステムとなっている か ・学内LANなどに展開できているか ・要員は十分訓練できているか |
活動領域 | 活動(作業)項目 | 点検・評価対象 | 点検方式等(例示) | 評価の視点(例示) | |
情 報 ア ク セ ス 環 境 の 整 備 ( 続 き ) | 情報提供環境の整備 (続き) | ネットワークとの接続 ゲートウエイの確保 FAXネット マニュアルの整備等 | 学内情報関係機関との連携 接続状況(学内LAN・学術情報ネ ットワーク・インターネット など) ゲートウエイ対象数 | 接続状況調査 公共ポート利用統計 | ・学内LANのなかで図書館はどのような役 割を担っているか ・教育研究に必要な情報へのアクセス手段を 確保できているか |
情報発信体制の整備 | オリジナルデータベース の作成(各種学内情報 及び文献情報など) 図書館BBS・電子メー ルシステム | 作成体制(研究者等との協力など) 作成状況(種類・更新頻度など) システムの機能と性能 参加条件・操作性 | 作業統計 アンケート調査 | ・学内の情報拠点としての体制は十分か ・コミュニケーション・システムとして活用 されているか | |
施設整備 | スペース計画と配分 建物 設備 | 図書館の位置 各機能面積 各サービススペースの配置 書庫の位置と収容能力 適正環境の維持(照明・空調・防音 など) 防災対策(安全管理・訓練など) インテリジェント化 維持管理 各種設備の維持管理 (図書館家具等・搬送設備・ 情報コンセント・障害者の設 備・避難訓練など) | 基準面積との比較 利用動線・有効利用率 環境基準との照合 比較調査 定期的点検 | ・各サービススペースに過不足はないか ・資料保存計画と適合しているか ・機能性と快適性は確保されているか ・関連機関との協議は行われているか ・設備に過不足はないか |
活動領域 | 活動(作業)項目 | 点検・評価対象 | 点検方式等(例示) | 評価の視点(例示) | |
基 本 計 画 | 将来計画の作成 | 基本理念の設定 将来計画書(機能計画・ 施設計画・組織運営 計画など) | 各計画書 | 運営委員会、専門委員会にお ける事業計画化の調査 | ・新しい図書館像が描けているか ・大学の基本計画等との調整ができているか ・全学的に周知され、理解・支持を得ている か |
事業計画の作成 | 年間計画書 図書館暦 | 実施状況 | 達成度 | ・達成できない場合、原因はなにか | |
予算の獲得 | 予算要求 外部資金 | 事業費の確保 | 充足率 同規模大学との比較 | ・学内予算と文部省予算のバランスはどうか | |
管 理 運 営 計 画 | 運営組織等 | 図書館長 附属図書館組織 各種委員会活動(運営委 員会・自己評価委員会 ・専門委員会など) 規則・規程類の整備 図書館協議会等への参加 | 役割 本館、分館、部局図書室の分担 委員の構成及び活動状況(開催頻度 ・課題内容など) 委員会活動の広報 実状との照応 参加・活動状況 | ・報告書の分析調査 | ・図書館組織が有機的に機能しているか ・各種委員会の決定が他部局等に周知されて いるか ・現状を反映した規則・規程になっているか ・図書館界に貢献しているか |
人事 | 組織分担 業務の見直し | 業務分担 係構成(年令構成・経験年数など) スタッフマニュアル | 作業量の分析調査 超過勤務の均衡 更新状況調査 | ・新しい機能に応じ組織が再編成されている か ・組織間の連絡調整は円滑に行われているか |
活動領域 | 活動(作業)項目 | 点検・評価対象 | 点検方式等(例示) | 評価の視点(例示) | |
管 理 運 営 計 画 ( 続 き ) | 人事(続き) | 採用 人事異動 研修 スタッフマニュアルの整 備 職場環境整備 定期的健康診断 防災訓練 | 専門職の確保 職種の均衡 専門職の確保 職種の均衡 志気の維持・向上 研修の受講状況 (一般、専門、語学) 実務研修(OJT) 作業環境(照明・空調・防音など) 実施状況 実施状況 | 追跡調査 研修機会 アンケート調査 アンケート調査 | ・中央館によるリーダーシップが発揮されて いるか ・組織が活性化しているか ・要員の再教育は十分なされているか ・業務内の指導体制はできているか ・VDT作業に対する配慮がなされているか ・法令等に基づいて実施されているか |
予算 | 執行計画の作成 予算管理 | 配分比率 執行の適時性 会計処理 | 経年的比較 | ・事業費と運営費のバランスはどうか ・新規事業への予算配分に柔軟性があるか | |
広報活動 | 出版計画(図書館報・ 年次報告・図書館概要 など) 学内広報誌等への参加 | 編集体制(規程・企画・刊行回数な ど) 刊行状況 配布方法 掲載状況 | アンケート調査 | ・記事内容は時宜を得ているか ・広報メディアは適切か ・刊行物の配布先・方法は適切か |