国立大学図書館協会マネジメント・セミナーを初めて開催

 平成17年度国立大学図書館協会マネジメント・セミナーが、さる7月1日、 名古屋大学中央図書館多目的室を会場に開催された。
 本セミナーは、学術情報流通環境の急激な変化に伴い新たな視点に立った組 織運営が強く求められている大学図書館の現状に対応するために、図書館を所 管する幹部職員を対象に初めて開催されたものである。
 当日のプログラムは、京都大学の本間理事による基調講演「大学の経営戦略 と大学図書館に期待するもの」、東京大学の笹川附属図書館事務部長による 「大学図書館における学術情報の創造・蓄積・発信機能構築とそのマネジメン ト」、筑波大学植松附属図書館長による「大学図書館のトップマネジメント/ 図書館が大学の顔になるために」、文部科学省研究振興局情報課の上田情報研 究推進専門官による「科学技術・学術審議会学術分科会WGにおける大学図書館 に関する審議状況」、京都大学の大埜附属図書館事務部長による「今後の国立 大学図書館における人材養成」であった。
 59大学・機関から84名の館長、部長、課長等が参加し、各講師の講義に対し て熱心に耳を傾けるとともに、質疑応答の時間では活発な質問や意見交換がか わされた。